無添加住宅の特性

無添加住宅(R)で使用する天然素材は、工業化建材と は比べものにならないほどの個性があります。健康に暮らすために選んだ自然の素材は生きて呼吸し、それゆえ私達の健康を守ってくれるのです。また、年月と 共に工業化建材は劣化しますが、天然素材は風合いのある美しさを増し、次の世代でも愛着を持って接していただけます。これら天然素材の特性をご理解いただ いたうえで無添加住宅(R)をお考えいただければ幸いです。

【特性1】
無垢材のフローリングは湿気や乾燥により伸縮しますので、床鳴りする場合があります。
湿気の低い季節には多少の隙間が空くことがあります。
特に床暖房を設置する場合は注意が必要です。
また、天然の木材ですので、色・ガラの違いや多少の色ムラもあります。

特性2
無添加住宅の集成材は米のりで接着していますので、過度の加湿等によってごくまれに割れが生じる場合があります。
その場合は、米のり(ご飯を練ったもの)とおがくずを混ぜて隙間を埋め割れを補修します。

特性3
漆喰(しっくい)と木材の間にはほとんど必ずといっていいほど隙間ができます。
これは無垢の木材が縮んだことによるもので、決して欠陥ではありません。
壁全体が剥がれ落ちたりすることはありません。

特性4
漆喰は湿気を吸湿しますが、保水能力を超えた場合は結露を起します。
室内での加湿器の多用はお控えください。
特に引渡し時期によっては、漆喰の中の水分が完全に放出していない場合がありますので、充分な換気を行ってください。

特性5
無添加住宅(R)で使用する石は自然石ですので、ロットによっては色ムラや形にばらつきがあります。
補修用にその時に使用した材料を一部確保することをおすすめします。


漆喰(しっくい)
~外壁・内壁・天井に~

 世界共通のエコ素材…漆喰(しっくい)
もともと日本の住宅や建物の壁は、外壁も内壁も土やしっくい(漆喰)で塗られていました。
しっくいは、消石灰に麻スサやのり(ぎんなん草)などを混ぜた自然の塗装材です。
化学式で表せば、水酸化カルシウムCa(Oh)2が空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収して、
CaCO3の石灰岩という固いものになるのですから。
しっくいは耐火性・耐久性も高く、古くから城や土蔵にも使われてきました。
このように合理的なのに、しっくいを代表とする湿式工法は、調合や現場での水練りなどの手間と時間がかかるために敬遠される傾向にありました。
しかし、無添加住宅ではあらかじめ材料を調合したり、しっくいを塗った後に割れにくくするなど独自の工法を開発。
無添加住宅では、外壁・内壁・天井とほぼ家の全体にわたってしっくいを使用しています。
外壁はあくまでも強く、内壁と天井は吸湿・放湿性に優れた特性で家の中の空気を浄化してくれます。
しかもきめ細かい独特の質感。
ビニールクロスでは得られない健康にあふれた住まいを、自然の生きた素材によって実現させています。



無添加住宅のオリジナルしっくいは、人工化学物質などの添加物を一切加えず作った完全無添加なしっくいです。
*市販されているしっくいの中には表示義務のない人工化学物質が入っている物があります。

<<ちょっと漆喰の話>>
漆喰は土蔵や城郭などの建築物に古くから用いられたことからもわかるように、非常に耐火性、耐久性に優れた素材です。表面からヒビが入ったりしても補修も簡単なんです。
また、湿気の高低差の激しい日本には、まさにうってつけの建材でしょう。
強アルカリ性であることから、カビの発生を抑制する能力もとても高いのです。
また、デザイン面においては色土を混ぜることによって様々な彩色ができること、固形物ではないので多種多様な造形ができるなど、非常に魅力的な装飾材でもあります。古くは約5000年前のエジプトのピラミッドの壁として。
また、古代ギリシャやローマ時代の建築物にも使われていたことはアクロポリスの神殿やポンペイの遺跡からも出てきています。
これらの文明では主に装飾用として、絵の具を混ぜて使われていたようです。
この流れは後にルネッサンス時代のフレスコ画として確立されたのです。
一方、アジアでは中国の万里の長城に使用されるレンガのつなぎ材として使われました。
そして、我が日本では戦国時代に城郭の建築に使われるようになり、その後土蔵や神社仏閣などにつかわれるようになったのです。


石灰岩や貝殻を釜で焼くと生石灰(きせっかい)になります。
成分は炭酸カルシウムです。次に生石灰に水を加えますと発熱膨張して消石灰になります。成分は水酸化カルシウムに変わります。
この消石灰に糊を加えたものが漆喰です。
漆喰に水を加えて壁に塗り付けると、乾燥後に空気中の二酸化炭素と反応して、もとの石灰岩と同じ成分の炭酸カルシウムにもどります。


天然ムク材
~床材・建具に~

 ムク材は生きています。「無添加住宅」も生きています。
当然ですが、昔は木といえばムク材でした。
使用する箇所によって堅い木・柔軟な木・防水性の高い木・防虫性の高い木等を使い分けてきました。では、現在はというと、コスト面や生産性の面からムク材に代わり添加材だらけの粗悪な木(もどき)が氾濫しているのです。
反りや軋みが無いからといって、化学接着剤の塊のような集成材や、年月がたつとボソボソと剥がれてしまうようなプリントの木目に魅力があるでしょうか?
しかも、万一の火災時にはそれらの「木もどき」の建材は猛烈な化学物質をまき散らして人間の命を奪うのです。
ムク材に触れてみるとまず、その優しさが伝わってきます。
夏はひんやりと涼しく、冬はじわっと温かいのです。
また、木の優しい香りに包まれて下さい。木立の中に居るかのようです。
使い込むほどに本物の木だけが見せる味わいも感じます。
ムク材は調湿性能も持っています。室内が乾燥すれば水分を吐き出し、湿気が多い時には水分を吸い込みます。
健康に暮らすために選んだ素材は生きているんですね。
「無添加住宅」はムク材しか使いません。
だから磨いたり塗料を塗り直したりのメンテナンスも大事になります。
そうした家とのお付き合いも楽しみになるくらいの覚悟は持って欲しいと思うのです。

<<ちょっと木の話>>
折り箱や薄板で食べ物を包んだりしたのは、木が抗菌・殺菌効果をもっているからで、昔の人の生活の知恵でした。
身体の冷えは自律神経を介して健康に影響を与えますが、ムク材の床は衝撃を適度に受け止めるだけでなく、床の冷えからくる疲れを防ぎ、足の温度を上昇させてくれるんです。



無添加住宅のムク材は防腐処理をせず、伐採から製材までトータルに管理しています。
*市販されているムク材の中には表示義務のない防腐剤が入っている物があります。